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1.解散価値の算出 一株当たりの企業価値 2.デュポンシステム 3.グレアムの銘柄選択術 |
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1.アメリカの証券分析の父、ベンジャミン・グレアム 証券分析に初めて、解散価値という概念を用い、アメリカの証券分析の父と 呼ばれたベンジャミン・グレアムが幾度となく経験した大暴落を教訓から 考案された「安全性」と「割安性」が両立された、 銘柄選択術です。 ベンジャミン・グレアムは氏の著書「証券分析」のなかで、投資についての 定義を次のように述べています。 「投資というのは十分な分析に基づいてなされるべきもので、それは元本の 安全性と相応の利益が得られることを約束するものである。 この条件を満たさない証券の売買は投機にすぎない。」 2.5つの「割安」基準と5つ「安全性」基準の日本市場への応用 (1)5つの割安判定基準 @株式益利回り(PERの逆数)が少なくとも、長期国債利回りの2倍以上 であること。 A投資対象郡の中でPERが最低の10%以内に入っていること。 B配当利回りが長期国債利回りの2/3以上であること。 C株価が1株当りの自己資本を下回っていること。(PBR 1倍以下) D株価が1株当りの純流動資産の一定割合を下回っていること。 (2)5つの安全性基準 @貸借対照表上の負債合計が自己資本合計を上回らないこと。 A流動資産が流動負債の2倍以上であること。 B負債総額が割安判定基準Dで示した純流動資産の2倍以内であること。 C1株当りの利益が前年比5%以上減益になった年が、過去10年間で 2回いないであること。 上記の判断基準で、上に示している参考図書の著者が日本市場にて2004年3月 から2005年3月まで応用したところ、対象銘柄が187銘柄ありその76%もあたる 143銘柄が値上がり、187銘柄の平均値上がり率は16.1%だったとのこと。 日本市場もかつてない安値相場であったこともありますが、グレアムの投資手法 が現代でも通用するということですね。 |
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